再生医療(PRP・幹細胞治療)について
- 膝の痛みが続いている。
- 肩が上がらない。
- 腰の痛みで、長く歩くのがつらい。
- ヒアルロン酸注射や痛み止めを続けているけれど、十分な改善を感じにくい。
- 手術をすすめられたけれど、すぐには決めきれない。
そのようなお悩みをお持ちの方にとって、PRP治療や幹細胞治療などの再生医療は、手術以外の選択肢として検討できる場合があります。クリニック 名古屋ちくさヒルズでは、整形外科・内科・皮膚科・形成外科の診療に加え、PRP治療、幹細胞治療、PRP融解液治療、幹細胞塊治療などの再生医療に取り組んでいます。
当院が大切にしているのは、いきなり治療を決めることではありません。まず患者様のお話を丁寧に伺い、現在の状態を確認したうえで、保険診療・保存的治療・PRP治療・幹細胞治療・手術などの選択肢を整理します。
治療に進むかどうかは、その説明を聞いてからお考えいただけます。まずは、ご自身の状態を正しく知ることから始めてみませんか。
ご相談内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象となる主な相談 | 膝の痛み、肩の痛み、腰の痛み、関節痛、変形性関節症、五十肩、スポーツ外傷など |
| 主な治療 | PRP治療、PRP融解液治療、幹細胞治療、幹細胞塊治療 |
| 診療科 | 整形外科、内科、皮膚科、形成外科 |
| 診療体制 | 医師、細胞加工技術士、看護師、医療事務 |
| 費用区分 | 自由診療 |
| 予約方法 | 電話、LINE、メール等でお問い合わせ |
| 注意点 | 治療の適応は、医師が診察・検査結果・治療歴を確認したうえで判断します |
再生医療とは
再生医療とは、身体が本来持っている修復の仕組みや、患者様ご自身の血液・細胞などを活用し、痛みや組織の損傷に対して治療を検討する医療です。整形外科領域では、膝や肩、腰などの関節や組織の痛みに対して、PRP治療や幹細胞治療が選択肢になる場合があります。
たとえば、次のようなお悩みを持つ方が相談されます。
- 膝の痛みが長く続いている
- 変形性膝関節症と診断された
- 肩が上がらない
- 五十肩のような症状がある
- 腰の痛みが続いている
- ヒアルロン酸注射を続けているが、改善を感じにくい
- 痛み止めを長く使い続けることに不安がある
- 手術以外の治療選択肢を知りたい
- 他院で手術をすすめられたが、別の意見も聞きたい
PRP治療とは
PRP治療とは、患者様ご自身の血液を採取し、血小板を多く含む成分を分離・調整して、治療部位へ注入する治療です。
PRPは「Platelet Rich Plasma」の略で、日本語では「多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)」と呼ばれます。血小板には、組織の修復に関わる成長因子が含まれており、この働きを利用して痛みや炎症に対する治療を検討します。
PRP治療が検討される主な症状
PRP治療は、以下のような症状に対して検討されることがあります。
| 症状・疾患 | ご相談いただける内容 |
|---|---|
| 変形性膝関節症 | 膝の痛み、歩行時の痛み、階段の上り下りのつらさ |
| 腰椎症 | 腰の痛み、長く歩くとつらい、慢性的な腰痛 |
| 肩の痛み | 五十肩、肩関節周囲炎、腕が上がりにくい |
| スポーツ外傷 | 靭帯損傷、腱の痛み、スポーツ後の痛み |
| 皮膚のお悩み | しわ、たるみ、ニキビ跡、瘢痕など |
PRP治療の流れ
PRP治療は、一般的に以下のような流れで進みます。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 1. 診察 | 症状、痛みの部位、これまでの治療歴を確認します |
| 2. 検査・状態確認 | 必要に応じて画像検査や診察所見を確認します |
| 3. 採血 | 患者様ご自身の血液を採取します |
| 4. PRP作製 | 血液を遠心分離し、PRPを作製します |
| 5. 投与 | 治療部位へPRPを注入します |
| 6. 経過確認 | 痛みや動きの変化、副作用の有無を確認します |
PRP治療は、ご自身の血液を使用する治療です。
PRP融解液治療とは
PRP融解液治療は、PRPから得られる成分を活用する治療です。変形性関節症、靭帯断裂症、関節周囲炎などに対する治療として効果を見込んでおります。通常のPRP治療と同じく、適応は患者様の状態によって異なります。どの治療が合うかは、痛みの原因、関節の状態、治療歴、希望する治療方針を確認したうえで判断いたします。
幹細胞治療とは
幹細胞治療とは、患者様ご自身の脂肪などから幹細胞を採取・培養し、必要な部位へ投与する治療です。幹細胞は、組織の修復や炎症の調整に関わる可能性がある細胞として研究されています。整形外科領域では、変形性関節症などに対する選択肢として検討される場合があります。ただし、幹細胞治療はすべての方に適応となるわけではありません。症状の進行度、画像所見、既往歴、服薬状況、全身状態などを確認したうえで、医師が判断します。
幹細胞治療について
幹細胞治療は、脂肪採取、細胞加工・培養、投与などの工程があります。適応は症状、画像所見、既往歴、服薬状況、全身状態をふまえて医師が判断します。
幹細胞治療が検討される主な症状
| 相談内容 | 症状・疾患 |
|---|---|
| 膝の痛み、歩行困難、階段の痛み | 変形性膝関節症 |
| 腰の痛み、慢性的な痛み | 変形性腰椎症 |
| 後遺症に関する治療相談 | 脳梗塞後遺症 |
| 肌の再生医療に関する相談 | しわ・たるみ |
| 皮膚疾患に関する治療相談 | 重症アトピー性皮膚炎・乾癬 |
| 内科的疾患に関する再生医療相談 | 肝硬変 |
| 内科的疾患に関する再生医療相談 | 自己免疫性炎症性腸疾患 |
幹細胞治療の流れ
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 1. 初診・相談 | 症状、治療歴、検査結果を確認します |
| 2. 適応判断 | 幹細胞治療が選択肢になるか医師が確認します |
| 3. 説明・同意 | 治療内容、費用、リスク、副作用を説明します |
| 4. 脂肪採取 | 患者様ご自身の脂肪を少量採取します |
| 5. 細胞加工・培養 | 採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養します |
| 6. 投与 | 治療部位へ幹細胞を投与します |
| 7. 経過確認 | 治療後の痛みや動き、副作用の有無を確認します |
PRP治療と幹細胞治療の違い
PRP治療と幹細胞治療は、どちらも患者様ご自身の血液や細胞を用いる治療ですが、内容は異なります。
| 比較項目 | PRP治療 | 幹細胞治療 |
|---|---|---|
| 使用するもの | 患者様ご自身の血液 | 患者様ご自身の脂肪などから採取した幹細胞 |
| 主な工程 | 採血、遠心分離、注入 | 脂肪採取、細胞加工・培養、投与 |
| 治療準備 | 比較的短い | 培養などの準備期間が必要 |
| 対象 | 関節痛、腱・靭帯、腰椎症、皮膚など | 変形性関節症、内科的疾患、皮膚領域など |
| 費用 | 幹細胞治療より低いことが多い | PRP治療より高額になることが多い |
| 注意点 | 注射後の痛み、腫れ、感染など | 脂肪採取、細胞投与、感染、炎症反応など |
どちらが良いかは、患者様によって異なります。痛みの原因、病気の進行度、治療歴、生活背景を確認させていただいた上で、医師が一緒に治療選択を整理します。
当院が再生医療で大切にしていること
当院では、再生医療を「新しい治療だからすすめる」のではなく、「患者様にとって選択肢になるかどうか」を重視しています。再生医療を受けることが正解とは限りません。状態によっては、保険診療、リハビリ、薬、注射、手術の方が適している場合もあります。
CPC(細胞培養加工施設)について
クリニック 名古屋ちくさヒルズでは、PRP治療・幹細胞治療などの再生医療を支える設備として、院内にCPC(細胞培養加工施設)を備えています。CPCとは、Cell Processing Centerの略で、再生医療に用いる細胞を培養・加工するための専用施設です。
再生医療では、採取した細胞や血液由来成分を、どのような環境で扱い、どのように管理するかが重要です。当院では、細胞加工技術者による衛生管理・品質管理のもと、採取、加工、保管、投与までの工程を一貫して管理できる体制を整えています。
また、当院のCPCは、再生医療等安全性確保法に基づき、細胞培養加工施設として届出を行っています。再生医療をご検討中の患者様には、治療内容、費用、起こり得るリスクや副作用、代替となる治療方法について丁寧にご説明します。そのうえで、患者様ご自身が納得して治療を検討できることを大切にしています。
CPCと安全性について
当院では、再生医療等安全性確保法に基づき、細胞培養加工施設として届出を行っています。治療内容、費用、リスク、代替治療について説明したうえでご検討いただきます。
ニードルスコープについて
当院では、関節内の状態確認にニードルスコープを用いる場合があります。ニードルスコープは、極細の内視鏡を用いて関節内を確認する方法です。画像だけでは分かりにくい関節内部の状態を確認することで、治療方針を検討する材料になる場合があります。ただし、すべての方に必要な検査・処置ではありません。患者様の症状や状態に応じて、医師が必要性を判断します。
初診・相談の流れ
1. ご予約・お問い合わせ
再生医療の相談をご希望の方は、電話、LINE、メール等でお問い合わせください。再生医療の初回相談・施術、オンライン診療、ボトックス治療は電話、LINEまたはメールからお願いします。
2. 診察・状態確認
医師が症状、痛みの部位、これまでの治療歴、生活への影響を確認します。すでに他院で検査を受けている場合は、レントゲン、MRI、CT、血液検査結果などをご持参ください。
3. 治療選択肢の説明
保険診療、保存的治療、薬物療法、注射、リハビリ、手術、PRP治療、幹細胞治療などを整理して説明します。
4. 費用・リスク・副作用の確認
自由診療の場合は、治療費、追加費用、治療回数、通院の流れを確認します。また、治療によって起こり得るリスクや副作用についても説明します。
5. 方針の決定
その場で治療を決める必要はありません。説明を聞いたうえで、ご家族と相談する、追加検査を受ける、再度相談する、治療に進むなど、患者様の状況に合わせて方針を決めていきます。
費用について
再生医療は自由診療です。自由診療では、公的医療保険をご利用いただけません。実際の費用は、治療内容、投与量、検査内容、処置内容、治療回数によって異なります。
| 治療内容 | 費用の考え方 |
|---|---|
| PRP治療 | 採血、PRP作製、投与部位、投与量により異なります |
| PRP融解液治療 | 作製量、投与回数、保存方法等により異なります |
| 幹細胞治療 | 脂肪採取、細胞加工・培養、投与方法により異なります |
| 幹細胞塊治療 | 治療内容、臨床研究・提供計画の内容により異なります |
費用については、診察時に治療内容とあわせてご確認ください。
このような方はご相談ください
- 膝の痛みが続いている
- 階段の上り下りがつらい
- 肩が上がらない
- 五十肩のような症状がある
- 腰の痛みが続いている
- ヒアルロン酸注射を続けているが、改善を感じにくい
- 痛み止めを長く使うことに不安がある
- 手術をすすめられたが迷っている
- 手術以外の治療選択肢を知りたい
- PRP治療について相談したい
- 幹細胞治療について詳しく聞きたい
- 再生医療が自分に合うか知りたい
- セカンドオピニオンを受けたい
- 遠方から再生医療について相談したい
再生医療に不安がある方へ
再生医療という言葉には、期待と同時に不安もあると思います。
- 「本当に安全なのか」
- 「効果がなかったらどうしよう」
- 「契約するまで帰れないのではないか」
- 「質問してもよいのか分からない」
- 「家族に説明できるか不安」
当院では、治療を急がせるのではなく、まず患者様の状態を確認し、考えられる選択肢を整理し提案いたします。再生医療が適している可能性がある場合もあれば、まずは保存的治療や検査を優先した方がよい場合もあります。大切なのは、患者様が納得して選べることだと考えています。
よくあるご質問
再生医療は誰でも受けられますか?
いいえ。症状、検査結果、既往歴、服薬状況、治療歴によって適応は異なります。医師が診察や資料を確認したうえで判断します。
PRP治療と幹細胞治療はどちらがよいですか?
どちらが適しているかは、症状や病態によって異なります。PRP治療は血液由来の成分を用いる治療で、幹細胞治療は脂肪などから採取した幹細胞を用いる治療です。診察時に状態を確認したうえで説明します。
相談だけでも受診できますか?
はい。治療を決める前の相談として受診いただけます。まずは現在の状態を知り、治療の選択肢を整理することが大切です。
治療効果は保証されますか?
いいえ。治療効果には個人差があります。再生医療は、すべての患者様に同じ効果を保証するものではありません。
痛みや副作用はありますか?
注射や脂肪採取を伴うため、痛み、腫れ、赤み、感染、炎症反応、アレルギー反応などが起こる可能性があります。治療前に医師から説明を行います。
保険は使えますか?
再生医療は原則として自由診療です。自由診療では公的医療保険をご利用いただけません。
当日に治療できますか?
診療内容、検査結果、治療準備の有無によって異なります。幹細胞治療では脂肪採取や細胞加工・培養などの工程が必要になるため、当日にすべて完了するとは限りません。
遠方から受診する場合、何を持参すればよいですか?
紹介状、診療情報提供書、MRI、CT、レントゲン画像、血液検査結果、お薬手帳、これまでの治療経過が分かる資料をご持参いただくと相談がスムーズです。
